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1822年1月26日

湯呑み

創作の断片です。江戸時代の後半、架空の宿場町の冬の朝。実在の宿場ではありません。

文政の頃の冬の朝、宿場の外れの茶屋に、朝一番で飛脚が駆け込んできた。 茶屋の娘は湯を沸かしながら、その背中を見ていた。飛脚は水を一杯だけ飲んで、また走っていった。 何を運んでいたのか、娘は知らない。知らないまま、湯呑みを洗った。
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